続・高城剛のトークライブ「旅は、人を幸せにするのか?」に行ってきた

今日も前回の続き、

高城剛さんのトークライブ「旅は、人を幸せにするのか?」について書きます。

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高城さんは、

「大移動時代が始まった」

と宣言しました。

東京にも外国人が増えたけど、フィレンツェなどの
世界の観光地はもっとすごいことになっているそうです。

普通に写真撮ったらイタリアには見えないレベルで、
外国人観光客だらけだと。

「今後15年で過去50年の倍くらいの人が移動する」

という話を、

「台湾から日本への航空便が2年間で倍になっている」

というような具体例も交えて話していました。

日本政府が出している2015年版の観光白書でも、

「都市部ではホテルの稼働率が高まり、一部でホテル不足も顕在化している」

と発表していましたね。

僕も月一で東京に出張しているのですが、
確かにホテルが取れにくくなっているのは
実感としてあります。

この傾向はもっと加速しそうです。

2015年の末には、

「ドイツータイ間を99ユーロで運ぶLCCが運行する」とのことでした。

できるだけ早く旅行に行かないと、
そこらじゅう人だらけになってしまうし、
開発されて今とは違った風景になってしまうから、
今のうちに自分が一番好きだと思える南の島を見つけてください。


というのが高城さんの主張でした。

高城さんの話で面白いと思ったのは、

「この時代に生きていてモノを完全になくすのは無理。」

ということ。「断捨離」や「シンプルに生きる」というものが
もてはやされる風潮があるけど、全てなくせば良いというものでもない。

余剰になるから問題なんであって、

「持っていけるものなら全部買う」

と言っていました。

日本の家電業界が苦しいのは、

「持って行けないものを高い値段で売っているから」

とも指摘していました。

持って行けないものの代表がテレビ。

これをいかに高機能にしたところで
持っていけないんじゃ売れないよ、と。

持って行けないものを買いすぎるから余剰になる。
ある程度のデバイスは現代の必需品。

テレビで南の島見たってつまらない

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どこか南の島に行ってデバイスを活用するのがいい

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と。

この辺のバランス感覚が高城さんっぽいなあ、と思いました。

バランス感覚というのは僕もすごく大事にしています。

宗教みたいになっちゃ意味ないと思うのです。

マクロビ信者、オーガニック信者、アロマ信者、
いろいろいます。

僕もなるべく食べ物はなるべきオーガニックのものを選ぶようにしているし、
自分でも無農薬野菜も育てているし、シュタイナー教育などの
オルタナティブ教育にも興味があるけど、だからといって

「そうじゃないもの」

を否定するわけじゃない。

大事なのはバランスで、

「こっちが善であっちが悪、絶対!」

というように偏った、凝り固まった見方しか
できなくなったらヤバいと思っているし、
そうならないように意識しています。

現代のテクノロジーを駆使したデバイスを手の中に持ちながら、
南の島に幸せを探しに行ける時代に、僕らは生きています。

そう考えると幸せな時代ですね。
こんな時代は人類の歴史のなかでなかったでしょうから。

「僕らはいま、新しい時代に生きている。
大移動だけでなくテクノロジーにおいても。
5年で世界は変わる。」

と、昭和30年代(東京オリンピックのちょっと前)
に撮った渋谷のスクランブル交差点の写真を見せながら
言いました。

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そして、

「数十年したら皆さんが知っている風景なんて一変する。
信じられるものなんて何もない、皆さんの未来だけ。

テクノロジーも皆さんの気持ちも全部変わっていく。
それに恐れずに、皆さんの素敵な未来を探してください。

その突破口として、皆さんならではの素敵な南の島を探していただきたい」

とまとめていました。

予定終了時間の20:30きっちりに
終えるところもさすがだなあと(笑)

そんなわけで楽しく学びの多いトークライブでした。

井ノ口

P.S. 今日の一曲はこちら

って、曲じゃないけど、高城トークライブ@渋谷公会堂の
動画をアップしてくれている人を見つけたのでシェアします。

興味があればチェックしてみてください。

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