東京と夜勤とデモテープ

大学のため上京。一人暮らしを始める。
渋谷系カルチャーの洗礼を受ける。

denki

チボマットの音楽に衝撃を受け、
サンプラーとシンセサイザーを購入。
コンピューター(Mac)を使っての曲作りを始める。

1997年、第一回のフジロックに参戦。
台風に直撃されてリアルに遭難しかける。

Rage against the machineのライブに衝撃を受ける。

多くのライブを見て来たけど、人の体温で発生した
蒸気でステージが見えなくなり、演奏がストップ
するという経験をしたのは先にも後にもこの日だけ。

嵐のなか、富士の麓で聴いた
電気グルーヴの『富士山』も
やけっぱちで最高。

「電気グルーヴってカッコいいかも」
と思ったのは先にも後にもこの日だけ。

プロのミュージシャンになりたい。

夜勤のバイトで暮らしつつ、デモテープを
作ってはレコード会社に送るという生活をする。

夜勤の合間に音楽制作会社に出入りしインターンをする。
タダ働きで雑用をしつつ、プロデューサーにデモテープを聴いてもらう。

そこで出会った先輩インターンと
テクノ音楽ユニット、ジーパン&タンクトップを結成。

僕がジーパンで相方がタンクトップ。

コンピューターで打ち込んだ音楽に
合わせて歌ったり、踊ったり、曲書いたり。

小学校時代の友人には

「どう考えてもお前がタンクトップだろ!」

と突っ込まれるもジーパンを担当。

某レコード会社から発売された
コンピレーションCDに曲が収録されるなど
一定の成果を残すもプロデビューには至らず。