ボヘミアンラプソディ

もう10日経っちゃったけど。。

映画『ボヘミアンラプソディ』を観た。

封切りと同時に映画館に
観に行ったのは何年振りか?

18歳で地元静岡を出て上京した。

世田谷区の大学に通うのに
なぜか町田の家を借りてしまった(遠いのに)。

がために町田駅近くのレストランでバイトをすることに。

そこで出会ったのが店長の村田さん。
めちゃくちゃ音楽好きの人だ。

この店は音楽好きな人が多く、
現在、浜田光風としてミュージシャンを
している浜田さんに出会ったのもこの店だ。

浜田さんはバイトのパイセンで、
Tom waitsをはじめ、
いい音楽をたくさん教えてくれた。

(昨年札幌のBarで再会できた!)

僕が音楽を色々聴き始めたのは
この店に来てからだ。

店長村田さんが、

「お前、Queenも聴いたことねーのかよ」

とばかりにQueenのCDを貸してくれた。

衝撃を受けた。世界が一気に広がった。

僕のその後はこの店で
決まってしまったのかもしれない。

この店に来なければロンドンにも
行っていないかもしれない。

あの頃、テレビのリモコンに
修正ペンの白地で”Queen”
と書いてしまったけど
あれはなんだったのか?

今でもよく分からない。

わかったことは、黒のリモコンに
修正ペンの白字でQueenと書くと
めっちゃ目立つってことねだけだよね!

11/9の夜、映画館を出て家に帰り、
埃をかぶっていたかもしれない
誇り高き男たちのCDを取り出して
聴いていた人がきっと日本に
3000人くらいいると思う。

思わずLIVE AIDのDVDをアマゾンで
ポチってしまった人もいるだろう。

とにかくQueenの曲の良さを
再認識させられた。

ボヘミアンラプソディみたいな曲、
未だに他にないしね。

あれから何十年も経ってるのに。

映画の中でもっとも響いたのは
フレディーの以下のセリフ。

「僕たちの音楽はどこにも居場所がない人たちのための音楽だ」

Queenの音楽はマイノリティな大人が
奏でたマイノリティのための音楽だ。

それが世界中を熱狂させ
マジョリティになっていったんだから本当にすごい。

考えて見たら表現者、アーティストと呼ばれる人
はみんなマイノリティーだ。

いわゆる芸能人と呼ばれる人もそうだろう。

強烈なコンプレックスを持っている人が多い。
いじめられてたっていう人も多いし、
社会を見返してやりたいって思っている人も多い。

この強烈なエネルギーを力にできるから強いんだ。

誰もがみんなコンプレックスを抱えている。

人と違う、普通じゃない。
最高じゃないか。

みんなに合わせようとして苦しんだり、
周りから浮かないようにと自分を偽ったりして
色を無くしていくなんて、なんてナンセンスなんだろう。

人と違うマイノリティだからこそ
カッコよく生きていけるんだよ。

Be minority!
マイノリティで行こう。

改めてそう思った映画だった。

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